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中国の三峡ダムとは

中国の三峡ダムは長江をせき止めて作られた世界最大のダムです。
観光客が訪れている名所となっています。その三峡ダムが崩壊するという主張をしている人が現れて、その発言をめぐって世界中が注目するようになっています。

ダムが崩壊するという根拠はダムが作られた時から徐々にひずんできているからです。
ただ、そのひずみのデータはグーグルが提供している衛星写真からの分析です。

つまり、とは言っても実際にちゃんとひずみがあるかどうかを技術レベルで計測しているわけでないです。

それでも問題に注目する人が多いのは、実際の崩壊によって多大な被害が出るだけじゃ危険です。中国政府が真っ向から崩壊を否定しているから。

これまで国際社会の中で中国政府の主張をまともに受け取れないと感じている人が多いため、中国政府の否定報道が逆に疑わしさを助長しているのです。

インターネット上の論争は技術的な面よりも政治的な面が強くなっており、それを断片的に取り上げてニュースとしての報道が広がっているため、真相が余計にわからなくなっています。


中国政府が国民を犠牲にして威信をかけたプロジェクトが正しかったのだと主張しているように見えてきます。

ここで三峡ダムについて説明してみるとイイですよ。
三峡ダムは長江の中流域に作られており、その構想は孫文の時代から検討されてきたと言われています。

その後、紆余曲折を経て2009年に完成しました。
中国の威信をかけたプロジェクトとなったのです。
したがって、三峡ダムに対する批判は中国政府に対する批判と受け取られています。

技術的な面から評価すれば、三峡ダムの建設によって長江の洪水を減少させることができたのみじゃぼったくりことと思います。発電により膨大な電力を作り出しています。

また、川の水深が深くなることで、船による流通経路が拡大され重要な輸送手段となっています。
これまでも長江流域では大洪水が起きており、治水が中国政府の重要な課題となってきたのです。


それを解決するための三峡ダム建設ですが、実際にガッチリとはいまだに洪水が発生しており、三峡ダムだけでは洪水を防ぐことはできないと考える人が増えています。

そのことが中国政府の威信を損なうことにつながっていくため、政府は強く否定することになります。


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