戦国時代、長い槍と短い槍、どっちが強いと思いますか？ リーチをとるか、扱いやすさをとるか。
ある日、織田信長の武将の中で同じ議論になったんですね。 そこで意見が対立して実際に勝負をしようと。 でも勝負では武将の強さがあるので、それぞれ足軽で対戦させようとなったんですね。

５０人VS５０人。勝負は５日後。 あなたが武将なら、足軽にどんなトレーニングをしますか？
ある武将は、５日間しっかりと槍の特性を説明し、さばき方や攻撃方法を厳しくしっかりと訓練しました。 もう一方の武将は、よろしく頼むぞと、宴会を開き足軽をもてなしたんですね。
飲み会で槍が上手くなるわけでもなく・・・ なのですが、３日目ともなると足軽の方が心配し、「稽古ををしないとまずいのでは？」と、自分たちをもてなしてくれた武将に聞いてくることに。
だったら・・・
と、足軽がちょっとマズいんじゃない？ どうしたらいいんですか？という気持ちになったときに、槍の使い方をレクチャーはじめたんですね。
いやいや厳しく５日間訓練した足軽。 対して、やる気になってか３日訓練した＋もてなしてくれたこの人に恥を掻かせてはいけないという気持ちの足軽。
当日、勝負の結果。 織田信長は言う。 「猿、見事である。足軽大将に命ずる」
そう、足軽をやる気にさせ短期間で結果を出したのは、人たらしといわれのちに全国制覇を果たす豊臣秀吉。
かなり短くしたけど、短いないな。 でもこの逸話？創作？ってとても示唆に富んでいると思うんですね。
オレがオレが！もいいですが、お前はすごいなぁ。と言える人の方が別次元のカッコよさだしね。

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